長月翠がラストアイドルとしてデビューするまで
長月翠さんは、2017年8月の17歳の時に「ラストアイドル」の暫定メンバーに選出されました。
「ラストアイドル」とは、アイドルオーディション番組「ラストアイドル」から誕生した秋元康プロデュースのアイドルグループです。
この番組では、暫定メンバーと挑戦者が対決して、勝った方が生き残るというサバイバルバトルを行なっていました。
長月翠はバトルのジャッジに涙を飲んだ
長月翠さんに最初に対決を挑んだのは、現在はアイドルグループ「ゑんら」のメンバーとして活動する滝口きららさんでした。
この時のバトルでは、バトルの勝敗をジャッジした審査員の大槻ケンヂさんは、長月翠さんの勝利と審査しましたが、それ以外の3人は滝口きららさんの勝利だと審査していました。
普通なら3対1で滝口きららさんの勝利になるのですが、ここがこの番組の面白いところで、ジャッジする審査員に選ばれた人に勝敗を決める全ての権限が与えられるという画期的なシステムを採用しているのです。
例えば、審査員が4人いたとしても、そのバトルの勝敗は1人の審査員に委ねられるので、自分を勝ちだと判定する3人の審査員がいても、勝敗を委ねられた1人の審査員が負けだとジャッジすれば、判定は負けとなります。
そして、長月翠さんも最終的にはこのシステムに涙を飲むことになります。
その後、蒲原令奈さんが長月翠さんに対決を挑み、その時のジャッジを委ねられたのが吉田豪さんで、ジャッジは「長月翠さんの負け」でした。
この時、吉田豪さん以外の3人の審査員のジャッジは「長月翠さんの勝利」だったのです。
この収録の後で、長月翠さんはアイドルになることを諦めようとしていましたが、吉田豪さんは長月翠さんを評価していないわけではなかったので、長月翠さんに敗者からリベンジして成功したモーニング娘。さんの話をして、諦めないように説得したそうです。